「七尾市田鶴浜避難所生活・組織運営について学ぶ」を開催しました

 


2025年11月7日(金)一般社団法人PHR普及推進協議会 は、石川県七尾市田鶴浜地区にて
「七尾市田鶴浜避難所生活・組織運営について学ぶ」を開催しました。

■開催概要 

開催日時:2025年11月7日(金)16:00~18:00

開催場所:京都大学

主催  :一般社団法人PHR普及推進協議会 大規模災害発生時のPHRの役割に関する特別委員会

【チラシ: ダウンロード(PDF)】

本イベントは、能登半島地震の被災地である七尾市田鶴浜地区において、避難所運営の実際と、地域の方々がどのように自ら生活環境を整え、支え合ってきたのかを学ぶことを目的に実施しました。現地参加とオンラインを合わせて約50名が参加し、大阪や京都の大学生も現地に足を運びました。

当日は、塩谷建設株式会社の山本直樹氏(田鶴浜未来会議 代表)にご登壇いただき、避難所運営の経験についてご発表いただきました。発表では、避難生活の中での役割分担や合意形成の工夫、地域のつながりによって支えられた運営体制などが紹介され、参加者の関心を集めました。質疑応答では学生を含む多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

 また、避難所では実際に新型コロナウイルス感染症の発生もあり、健康情報の把握や共有の難しさが課題として挙げられました。こうした状況を通じて、個人の健康・医療情報を自らが記録し活用できる「PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)」の大切さを改めて感じました。災害時こそ、PHRの力が命を守る支えになります。体調を崩した方が自分の情報を正確に伝えられることで、避難所でのケアや医療対応が円滑になり、看護師やDMATなど現場で活動する医療従事者の支援にもつながります。

PHR普及推進協議会では、今回の学びを通じて、地域や行政、民間が連携しPHRの社会実現を目指してまいります。