七尾市田鶴浜体育館駐車場設置のトレーラーハウスにPHR体験設備を設営し、PHRを活用した住民の健康維持とコミュニケーション促進を支援(2024年7月19日)

七尾市の地元住民の健康維持活動の一環として、田鶴浜地区地域づくり協議会、北陸スポーツ振興協議会株式会社、田鶴浜スポーツクラブとの協力のもと、七尾市田鶴浜体育館駐車場にトレーラーハウスを設置しました。このトレーラーハウスは、仮設住宅に住まう地域住民を中心に、コミュニケーションの場、健康相談、そして医療機関との連携を強化する場として活用されます。

トレーラーハウスには最新のPHR(パーソナルヘルスレコード)機器が設置されており、住民は自分の健康データを管理し、医師と共有することで、より効果的な健康管理が可能となります。

7月13日には、田鶴浜地区の地元復興イベント「笑顔で楽しまん会」にあわせて、トレーラーハウスの開所式を実施しました。イベントには約200名の来場者が集まりました。「笑顔で楽しまん会」は、能登半島震災で多くの困難に直面しながらも、人とのつながりの大切さを改めて感じたという住民の声を受け、田鶴浜地域の避難所が閉鎖され、新たに仮設住宅への入居が始まった今、地域の絆を深めるために開催されました。この会を通じて、田鶴浜地域をはじめとする住民の方々が互いに支え合い、温かい交流を促進し、前向きな一歩を踏み出すことを目的としています。

開所式には、一般社団法人PHR普及推進協議会の代表理事 石見拓、専務理事 阿部達也、大規模災害発生時のPHRの役割に関する特別委員会 委員 井端弘幸、竹田幸司も参加しました。住民の方々にはトレーラーハウス内のPHR機器を体験していただきました。血圧計や体温計、体成分分析装置を使用して日常的な健康管理を行い、PHRのアプリを用いて自身の健康データを記録しました。その健康データを基に、医師が個別の健康相談を行い、住民一人ひとりがより健康的な生活を送るためのアドバイスを提供しました。

また、参加者からは「自分の健康状態を定期的に把握できるだけでなく、専門家と相談できるのがありがたい」との声が寄せられ、住民の方々の健康維持にとってトレーラーハウスの存在が心強いものとなっている様子が伺えました。

【設置機器】血圧計/体温計/Inbody/コバス(医療従事者立会必要) 提供:一般社団法人PHR普及推進協議会(オムロン株式会社、株式会社インボディ・ジャパン、日本光電工業株式会社、日本マイクロソフト株式会社)

【トレーラーハウスの運営】田鶴浜スポーツクラブ/田鶴浜地区地域づくり協議会/太平ハウジング/一般社団法人PHR普及推進協議会